ブルーチーズ食べたいね

工作と音楽が趣味です

猫なでよう OKAMOTO’S|NEKO

 こんにちは。このブログを開設してから3ヶ月が経ちましたが、人気記事ランキングを見ると、上位5つ全てが音楽関係の記事でした。ここ最近工作に関する記事ばかりでしたので、これを受けて久々に曲のレビューでもしようかなと思います。

 もうシーズンは過ぎてしまいましたが、クリスマスソングです。

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 OKAMOTO’Sの「NEKO」という曲です。以前にも同じアルバムから「90’S TOKYO BOYS」という曲を紹介しましたが、このアルバム本当に名盤なのです。オカモトズの中でもダントツで好きなアルバムです。

 

 また、この曲はオカモトズのみの通常バージョンとラッパーである呂布とMUDが参加しているバージョンの2が存在します。どちらも好きですが、どちらかというと通常verの方が好きなので、今回はそちらを紹介していきます。

 

 この曲もオカモトズの他の曲と同様、ひねりまくったような部分は少なく、シンプルかつファンキーに、小洒落た要素を交えたものとなっています。特にこの曲ではボーカルのオカモトショウがラップを披露しているので、ファンクでHIP HOPな仕上がりになっています。

 そのラップですが、クリスマスシーズンを彷彿とさせるワードを其処彼処に挿入しながら、クスッと笑えるような歌詞を織り交ぜています。

「聖夜の前夜俺一人全裸」とかまさにそんな感じですよね。聖夜、前夜、全裸でしっかり韻を踏みながら、クリスマスイブに一人孤独な自分を分かりやすく表現しています。深い意味など無さそうな歌詞ですが、ストレートに伝わってきて心に響きますね。私もイブは全裸でした。

 サビでいきなり「猫なでよう 嫌がっても気まぐれでまた来るさ」と歌いだします。いきなりクリスマス関係ない歌詞ですが、どういうことなのでしょうか。

 この曲の別バージョンでは、このサビとイントロの部分をオカモトショウが歌い、1番と2番はそれぞれMUDと呂布がラップをするという構成です。

 通常verとこちらのバージョン、どちらも2016年12月に発売された「BL-EP」に収録されており、どちらの方が先に作られたかは分かりませんが、コラボありきで制作されていると思うので、そう考えるとサビでいきなりクリスマス関係ない猫の話になるのも納得です。

 また「NEKO」には普通の猫という意味だけでなく、BL用語の「ネコとタチ」、所謂「受けと攻め」の意味も含まれているそうです。なんだか凄いことになってますね。

  私が通常verが好きなのは、オカモトショウの皮肉めいたラップが彼自身の声にマッチしていて小気味好く私の耳に届いてくるからです。もちろんMUDと呂布がフィーチャリングしている方も好きですが、やはり後ろで鳴っているバンドアンサンブルに合うのはオカモトショウなのかな、と感じました。

 

 クリスマスも終わったばかりということでこの曲を選んでみました。もろびとこぞりてなどの往年のクリスマスソングも大好物ですが、心に響くのはやはり日本語ですね。

 年末、殆ど予定がありません。バイトも入れず、遊ぶ予定もなし。撫でる猫もいません。誰か私を撫でてください。